読了
講談社
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堀江さんのメールマガジンで紹介されていたので手にとったのだが、ホント、こんな人いたんだーっと思わせるぐらいゴイスーな人生を歩んできたヤマトの原作者。序章◎いつ消されてもおかしくない男
via:目次
第一章◎アニメ村の一匹狼
図々しい奴/神様・手塚治虫の苦境/虫プロ再建のキーマン/「鉄腕アトム」が残したもの/カレンダービジネスの相棒/神様が激怒した理由/アニメプロデューサー・デビュー/気風の良さと抜け目のなさ/軍資金の蓄え方
第二章◎芝居とジャズと歌謡ショー
「親父が大嫌い」/軌道定まらず/ショービジネスに馴染む/創価学会と第一期オフィス・アカデミー/命がけの舞台公演/ヨーロッパ逃亡
第三章◎ヤマトは一日にして成らず
戦艦大和、宇宙へ/テレビ局攻防戦/常識破りの製作指揮/「たっぷり引きで見せろ」/苦戦の処女航海/角川春樹登場
第四章◎栄光は我にあり
賽は投げられた/ファンクラブが湧き出てきた/8・6歓喜の公開/「さらば宇宙戦艦ヤマト」で東映動画へ/バンダイの救世主/白熱の製作現場/「特攻」は最初に決めていた/歴史的ヒットの果実/広がりゆく波紋
第五章◎勝利者のジレンマ
生きるべきか死ぬべきか/長者番付と脱税/「ガンダム」の影/「宇宙空母ブルーノア」/「永遠に」とシーホース事件/ウエスト・ケープ・コーポレーション/背水の陣で臨んだ「完結編」/「オーディーン」の誤算
第六章◎砂上のビッグ・カンパニー
JAVN設立/カンヌの王様/銀座豪遊伝説/経営者の素顔/プライベート秘書/欲望の巣窟/愛人とアダルト商法/無駄遣いの才能
第七章◎破滅へのカウントダウン
七七億円の負債/海外資産と愛人・和子/JAVN倒産/権利トラブル/不意打ちの破産宣告
第八章◎獄中戦記
覚せい剤所持事件/海賊と銃火器/尖閣上陸の不手際/松本零士が提訴/ホームページと嘆願書/著作権裁判の背景/「復活篇」への道筋/刑務所暮らし
第九章◎復活する魂
戦闘準備/「復活篇」製作始動/「SPACE BATTLESHIPヤマト」/父・義展、息子・彰司/甦るヒーロー/小笠原に死す/ラスト・ステージ
終章◎さらば、ニシザキ
あまりにも壮絶すぎて書くのが怖いので、その内容は本書で確認していただくとして、まさかあの大御所まで知り合いだったなんて。
興味深い点は、最初、ヤマトを放映した時、低視聴率で打ち切られているんだよね。
それは
「ガンダム」を創った男たち。 上巻
「ガンダム」を創った男たち。 下巻
で書かれていたようにガンダムと同じ道を歩んできたんだなと。
ってきり、しょっぱなからぶっちきりの面白さで視聴率も高いと思っていたんだけど、やはり先入観はよくないね。
映画化を後押ししたのは、やはりファンの声があったからというのも二つの共通点として興味深い。
webサービスにも通じる部分があると思うんだけど、やはり全体受けするように作るのではなくて、確実に一定の層に向けた作品を出すのが重要なんだなと。
ファンの耳に傾けるのもそうなんだけど。
映画作りだけではなく、webサービスを手がける上でも結構参考になる部分があったなと。
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