家内が仕事だったので、合間を縫って読了
1 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?—利益の出し方
via:目次
2 ベッドタウンに高級フランス料理店の謎—連結経営
3 在庫だらけの自然食品店—在庫と資金繰り
4 完売したのに怒られた!—機会損失と決算書
5 トップを逃して満足するギャンブラー—回転率
6 あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?—キャッシュ・フロー
7 数字に弱くても「数字のセンス」があればいい—数字のセンス
タイトル通り、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という身近な問題について、会計学的な観点から分析をしている本。
他にも身近にある疑問や問題について著者自らが足を運んで分析しているが、本書を読む上で大事なのは、解答を得る前に、読者自身が解答を作ってから読むのが大事なんじゃないかと。
著者が提示する解答と合っているかどうか単純に比較するのではなく(それはそれでいいと思うんだけど)、自分が作った理論と本書で紹介されている会計の知識を組み合わせてどうビジネスとして成立させていくかという視点も必要なんじゃないかなー。
解答が一つだけだったらつまらないじゃーん。
後、本書をゲットすればいつでも解答に合うことはできるしね。
ちなみに、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」についてざっと思いつくことを書いてみると、
・公共事業なので採算を考える必要がない。
・元々大富豪が、片手間でやっているビジネスなので、収益はどうでもいい。
・粗大ゴミとして落ちているさおだけを拾ってそれを売っているので、一本売れるだけでも、かなり利益を得ることができる。
と適当に想像しても、まー、上のようにでてくるので、かるーく頭の体操と思って読んでみるのがいいのかなと。
(実際、他にも思いついたのですが、それは本書の内容とかぶっている部分があるので、ここでは省略)
会計学と書いてあるかって身構える必要なないっすよ。
(本書のプロローグでも著者自身がそれについて言及していますが。)
あくまで会計学、統計学、簿記、経営学のエントリーとして読んでいただけたらと。
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