読了
第1部 ブルー・オーシャン戦略とは
via:目次
第2部 ブルー・オーシャン戦略を策定する
第3部 ブルー・オーシャン戦略を実行する
もともとは、たまーにブログ上で聞く、「ブルーオーシャン」、「レッドオーシャン」っていう言葉の意味をきちんと把握したいと思い、本書を手に取りました。
本書を読んでおもしろかったのは、実際の企業を例に「ブルーオーシャン」の例を説明しているところ。
大学の時の理論ろ数式ばかり並べられた経済の本とは決定的に違いました。
後、企業ばかりではなく、公共サービス(本書では、ニューヨーク市警察)の例をとって、従来のレッドオーシャンから脱却をはかり、ブルーオーシャンを泳いだいきさつがとても興味深かった。
この手の本にはめずらしく日本企業が結構取り上げられていたのも、純粋に日本人から読んだ視点としてうれしかった。
と、同時に、いつも感じてしまうのは、ブルーオーシャンの泳ぎ方を説明しているのはいいかもしれませんが、
「実際に、本書を書いた著者は泳いだの?」
という疑問が当然、発生したし、本書には、それに関する言及が一切なかった。
確かに、会社のコンサルを引き受けた場合、守秘義務の都合上公にできない部分があるかもしれないが、すごく噛み砕いた例でもいいし、抽象的でもいいので、このブルーオーシャンの泳ぎ方理論を踏まえて他社に実行させた結果、どうなったのかやっぱり書いてほしかった。
著者紹介の欄を読むと、多国籍企業の顧問や取締役を担っているのならなおさら思った。
それを踏まえた上での、著者の続編を望む。
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