妻の陣痛がひどくない内にこちらを読了
第1章 正しいことをする
via:目次
第2章 最大幸福原理──功利主義
第3章 私は私のものか?──リバタリアニズム(自由至上主義)
第4章 雇われ助っ人──市場と倫理
第5章 重要なのは動機──イマヌエル・カント
第6章 平等をめぐる議論――ジョン・ロールズ
第7章 アファーマティブ・アクションをめぐる論争
第8章 誰が何に値するか?──アリストテレス
第9章 たがいに負うものは何か?――忠誠のジレンマ
第10章 正義と共通善
謝辞
原注
果たして「正義」とはなんなのだろうか?
著者であるマイケルサンデルは、ずばりこの問題を身近な例えから問題提起している。
たまたま、親父が持っていたので手に取ってみたが、当初、タイトルと目次的に著者は回答を出さずに、読者に委ねる形で結ぶと考えており、最後に著者自身回答を提示していたことに驚きを隠せなかった。
その答えは本書で確認していただくこととして、他に思ったこととして、当時、高校3年生の時に、政経と倫理の授業が選択制だったので、x軸とy軸のように交わる事のない一種の独立した存在だと思っていたのだが、本書を通して、それが交わるつまり政治倫理学というものがあるのを初めて知りました。
この手の本を読んだことも初めてなので、ここからは推論の領域になってくるのだが、過去の哲学者が唱えた教えを紹介するのだが、歴史順ではなく、不規則な形で紹介されているのもめずらしいのではと思った。
結構な数の哲学者、思想家が登場したので、そのすべてを理解しきれたかと聞かれれば、首を縦に振るのは難しいかもしれない。
なので、繰り返し読む必要があるだろう。
後、話の本筋としてはずれてしまうのだが、プライベートライアンってリアルな世界でもホントにあるんだなと。
いずれにしても、本書を読んでおいて損はないだろう。
2011.02.06追記
danさんの理の不安 - 書評 - これからの「正義」の話をしようで知ったのですが、どうやら、YouTubeで講義を一般公開しているようなので、ブログに貼付けておきます。
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