2012/08/12

[本]会計のルールはこの3つしかない

読了
会計のルールはこの3つしかない (新書y)
会計のルールはこの3つしかない
石川淳一 / 松本武洋

はじめに 会計のルールはたった3つだった
第一章 会計の基本原理と財務3表を理解する
STEP0 金を出した人に分かりやすく報告する - 会計の目的
STEP1 稼ぐのにいくら遣ったか - 費用と収益の対応
STEP2 商売が続くとどうなるか - 期間損益計算
STEP3 町内会方式の会計ではどうしてダメなのか - 信頼関係の強さが会計の中身を決める
STEP4 費用はいつ発生するか - 発生主義会計
STEP5 大きな収益はどのように配分するのか - 費用配分の原則
STEP6 現金の出入りを記録する - 現金出納帳がその基本
STEP7 4分割でカネやモノの流れを考える(1) - 出金も入金もさらに分割する
STEP8 4分割でカネやモノの流れを考える(2) - "ぱなし"で区別する理由
STEP9 4分割でカネやモノの流れを考える(3) - 貸借対照表と損益計算書
STEP10 カネは流動物! - キャッシュフロー
STEP11 キャッシュはどおように増えたり減ったりするのか - キャッシュフロー計算書のつくり方
第二章 簿記の流れはこうなっている
STEP12 似たような項目はまとめる - 勘定科目
STEP13 簿記の流れを把握する(1) - 仕訳のしくみ
STEP14 簿記の流れを把握する(2) - 期間の仕訳
STEP15 簿記の流れを把握する(3) - 残高試算表
STEP16 決算書とは何か - 「財務3表」のつながり
第三章 会計ではこのポイントが重要になる
STEP17 一気にドカンと費用にしない - 固定資産の減価償却
STEP18 棚卸資産とは何か(1) - 低価法
STEP19 棚卸資産とは何か(2) - 金額の計算方法
STEP20 売上は本当に上がっているのか - 収益の認識基準
STEP21 これがなければ会計ではない - 企業会計原則と一般原則
STEP22 税制度は普通の会計とは違う - 税務会計
STEP23 税制度による決算のゆがみを調節する - 税効果会計
STEP24 将来確実に発生する支出を見越しておく - 負債と引当金
STEP25 できるなら計上は避けたい架空の資産 - 繰延資産
STEP26 ブランドは資産でいいのか - のれんの償却
STEP27 借りたふりをして実際には買っている場合 - リース会計
STEP28 将来の退職金支払いを見越しておく - 退職給付会計
STEP29 経営者がごまかす余地を減らせ - 取得原価主義の限界
STEP30 資産価値の増減を見積り、反映する - 時価会計
STEP31 固定資産の収益力の低下に備える - 減損会計
STEP32 グループでまとめて情報を開示する - 連結会計
STEP33 どこまで連結するか - 連結するための基準
STEP34 会計は世につれ
会計の3つのルールは歴史が作った

via:目次
簿記2級をとった後だったので、知っていることは数多くあったが、それでも、下の項目は取得後もわからない部分であり、本書を通してクリアーになりました。
  • キャッシュフロー計算書の作成方法
  • 税効果会計
  • 退職給付引当金
  • 繰延資産
  • のれん
  • リース会計
帯に
「さおだけ屋」よりも身に付く、使える。本質がわかる
と書かれているのだが、こういう書き方っていいの?
って思ってしまった。
法律的に問題ないのかしら?

だって、Windows PCで例えたら、
「mac」よりも身に付く、使える。本質がわかる
ってなるだろうし、コールドストーンクリーマリーだったら、
「31アイスクリーム」よりもおいしく、やすく。本質。
ってできちゃうし。
気になります。

って、ここまでは本書とは直接の関係はないのですが。

本書を読んでも、税効果会計をなぜ導入しなければならないのか?納得できなかった。
だって、導入理由は、損金を認められない項目があるからそれも収益として入れて税金を計算するということであり、だったら、それも含みの決算書を作成すれば一発で終わるじゃんと思ってしまうのだが。
作成するのにコストもかかるし、確かに、国の立場に立てば、税金はほしいのはわかるんだけど。

後、リース会計についても、やはり、なんで、リースしなければならないのか?意味不明だった。
会計そのものについてはわかったんだけど、本書に書かれていたリース会計についてみると、保守点検は、借主になっていたから、それって結局、買ってることと変わんなくねーっと思ってしまう。
リースのメリットって一体なに?
最終処分するときに、コストがかからずすむってことぐらいしか直近では浮かばない。

減価償却といい、在庫評価といい、ものを扱う企業はやっぱり大変だなーっと。
サービス業の場合は、ものを扱わない分これらの項目を考える必要がないから、その分、コストを管理するコストもかからず素敵だなと改めて痛感。

コロンブスといえば、私にとってはタバコと梅毒を世界中にばらまいた張本人だし、イザベラ女王といえば異端尋問の主犯。これでは感情移入できない。

via:4つ目以降に価値がある - 書評 - 会計のルールはこの3つしかない
この部分は知らなかったので、本書とはずれるが調べてみたい。

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