ついさっき読了
序章 インターネットの力
via:目次
第1章 インターネットの仕組み
第2章 インターネットの空間
第3章 メディアとしての可能性
第4章 インターネットの変遷
第5章 インターネットの重要課題
本書は、弾さんの#空気本_ - 小飼弾が選ぶ最強の100冊+1で紹介されていたので、さっそく読みました。
インターネットって一体なんなの?というところからスタートしてその特徴や歴史|遷移、課題などが論じられている本書なのですが、4章当たりから、物語調になっていて、まるでフィクション作品を読んでいるような感覚になりました。
それもそのはずです。
なんと、著者は、IETFから選ばれるIABの初めてのアジアのメンバーとして選ばれ、まさに今のインターネットの基礎を作り上げためちゃくちゃすごい人なんですね。
(リンクを貼りましたが、詳細を知りたい方は本書で。)
ブロードバンド接続が当たり前となってしまった今ではとても想像できないのですが、当時、日本にインターネットを普及させる時に発生した課題などが鮮明に書かれていて、おもしろかったです。
勉強になったのは、どうしてドメインが「co.jp」や「com」みたいになったのか?というところ、とCSMA/CDが具体的にどうなっているのか?というところ。
後、最初に手にとってびっくりしたのが、インターネットの概念を説明するために、図や表がでてくるのかなーっと思ったら一切でてこないで字しかなかったこと。
これで、インターネットの説明ができるのかなーっと思っていたのですが、「鉄道」の仕組みを取り入れてわかりやすく説明されていました。
ただ本当にインターネットを知らない人が読むのは若干難しいんじゃーないのかなーっと。あくまでネットをちょこっとでもやったことがある人が、「理論的にインターネットって何?」という問題を解決するために読むべき本書だと感じました。
そう言った意味では、大学の一般教養の教材にもいいのかも。ちょーど本格的にパソコンを使った勉強を始めるので。
(しかし、最近は、小学生からパソコンの授業があるので、ひょっとしたら、小学校の時から読んだ方がいいかもしれない。ちなみに、小学生からパソコンの授業があることを知っているののは、小学生の子供を持っていらっしゃる仕事仲間から聞いた情報だからです。)
結論として、「インターネットって何なの?」というのを理論的にかつそれほど難しい内容に入ることなく知りたい人におすすめの一冊かなと。
0 コメント:
コメントを投稿