あまりにもtwitterだけにとどめておくのは、もったないと思ったので。
前回、マイクロアプリケーションという言葉を紹介しましたが、いよいよ、この概念が実現することになりました。
まずこれについて説明する前に、実は、紹介した当初、今度、リリースされるGoogle Chrome OSの上に、小型のwebアプリケーションが登場し、まるでクライアントアプリケーションのように動作を行い、まるでwebアプリケーションなのかクライアントアプリケーションなのかその境目がなくなり、やがてわからなくなり、そしてそんなwebアプリケーションが世の中の流れをドンドン変えていくという意味をこめて紹介しました。
と同時に、実は、Googleは、AppleのApp Storeのようなものを狙っているのではないのか?という予想もありました。
つまり、Google Web App Storeのようなものを作ってそこで、Chrome OS上で動くアプリの販売を狙っているのではないのかと。
いきつく先は、webアプリのwallmartを狙っており、かなりの高確率でこの予想は当たるだろうと思っていました。
これのすごいところは、Googleはアプリの販売価格から売上をピンはねするだけではなく、販売されるであろうアプリの中に広告を挿入することで、さらにGoogle自社の売上をあげることができると予想できるところ。
(実際に、iPhoneでは、AppleがiAdを展開したようにすでに似た動きが展開されている。またこれに伴って想定される広告業界に関する変動についてはここで書いてしまうと長くなってしまうので後日改めて書いていきたい。)
しかも、アドセンスのような仕組みで連携させれば、webアプリの開発者に利益の配分もできちゃうんですね。
(特にこの恩恵が、無料でアプリを配信している開発者に大きい。)
さらに、ハイブリッドマイクロアプリケーションというアプリも今後、続々とリリースされていくと想定される。
これは、マイクロアプリケーションつまりweb言語だけではなく、クライアント言語(C||C++)もミックスさせたハイブリッドなアプリケーションも今後展開されていくと予想される。
この流れはやはりiPhoneからで、リファレンスを読むと3つのアプリケーションで構成されているところから着想を得ました。
(iPhoneのアプリケーションは、大きくわけて3つに構成されている。
1:webアプリケーション
2:クライアントアプリケーション
3:webとクライアント言語をミックスさせたハイブリッドアプリケーション)
ハイブリッドマイクロアプリケーションの応用がさらに進むと、今度は、オフライン環境化で、いかにクライアントアプリケーションのようにスムーズに動作するのか?という方向に今後のwebの研究がすすんでいくと思うし、そのきっかけとしてGearsが立ち上がり、さらにhtml ver 5に受け継がれていると考察できる。
で、こいつとopen socialの仕様が結びつくと、もっと大変なことが起きる可能性がある。
それは何かというと、統計情報を駆使した個人向けのwebアプリケーションの最適化が起こる。
つまり、今、amazonで本やCDなどを購入すると、画面やメールやらで、「こんな商品もお勧めですよ?」的なことが紹介される。
これがもっと細分化されより高確率でその人にあった商品を紹介することができるようになる。
何故か?
JavaScriptという言語で、個人情報が取得できてしまうからだ。
メールアドレス、
年齢、
性別、
電話番号、
住所、
さらには、
喫煙者か?
子供は?
ペットは飼っているか?
言葉は何語を話しているか?
卒業した学校は?
なんて情報が一回、一回、サイト毎に入力する必要がなく取得することが可能になる。
(細かい仕様はここで確認できます。)
これを組み込むことで、わざわざ、サイトにアクセスしなくても、マイクロアプリケーションがこの情報をもとに、情報を最適化してくれてその人に必要なものを必要なタイミングで必要な場所で提案してくれるようになるだろう?
(クラウドやlatitude APIに接続することでこの問題はクリアーできる。)
まーここまで来ると人工知能という分野がドンドン投入されていくと思うんですが。
こっから先の考察については、また日を改めて。
で、話をもとに戻すと、今日、Chrome Storeがまもなくオープンするという話がでました。
これは、今、webアプリが抱えている諸問題をクリアーするためにオープンすると書いてありましたが、Chrome上でアプリの販売のやり取りが行われるということで。
これってGoogle Web App Store構想的にはクリソツじゃーねーかーということで興奮したので、勢いでこのエントリーを書きました。
今、Google App Engineでアプリを作っているので、これに対応させようかなと。
(追記)
Googleの協同ファウンダSergey Brinもハイブリッドマイクロアプリケーションに似たコンセプトの話をしている。
つまり、クライアントサイドのアプリとwebアプリが一つになっていくということ。
GoogleのSergey Brin曰く: ネイティブアプリとWebアプリは近未来に一つに収束する
2010/05/20
[lifehack]マイクロアプリケーションの到来
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