読了
弾言で紹介されていたので、手に取ってみました。第1章 資本の論理を問う
via:目次
第2章 リスクと不安
第3章 社会の中のグレーゾーン
第4章 格差社会の行方
タイトル的に、暗い内容だろうなーっと思っていたら案の定暗かった。
結果的に、副題でもある「誰が損をしているのか?」は理解することができた。
と同時に、子供が大人になったときに、どうなっているのだろうか?と考えざるをおえなかった。
おこがましいかもしれないが、もっといい世の中になるように貢献できたらと思いました。
本書が発刊されたのが、2008年だったので、2011年の今はどうなっているのか、著者目線から知りたかった。
後、全体的に、著者の発言なのか?、著者が引用している論文を書いた作者が言っているのか?理解するのが難しかったです。
追記の部分に加えて、さらに、枠の中にコラムがあったが、わざわざ囲む必要はあったのだろうか?
というか、コラム必要?内容的に濃かったので、すべて同じ構成でよかった気がする。
そういった意味で、ちょっと読みにくかったです。
全体的に著者の考えをもっと強く打ち出してほしかった。
理解不足なのかもしれないが、現状の認識と原因を紹介した上で、著者自身、どのようにしたら改善できるのか、提示してほしかった。
なので、若干、物足りなさを感じた。
というわけで、本書は、現実を知るニュース的な意味合いとして読む分にはいいのかなーっと。
追記
確かに、新書の値段で出版してほしかったです。
それを考えると、ハードカヴァーという今回のパッケージはどうなのだろうか。なにもシロップを混ぜろとまでは言わないが、より多くの人々に届けやすい器を選んで欲しかった。本書の内容の広さと深さを考えれば、確かに1,890円は安いとも言えるが、それこそ著者が戒めている「水準の相対化」だ。1,890円は絶対的には高い。ネットカフェならこれで一晩過ごせることを考えると、なおさら。
via:診断は成った。問題は治療法だ - 書評 - 格差と希望 誰が損をしているか?
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