あっという間に読了
本書を手に取った理由として、空気を読むな本を読めの推薦図書にあったので、手に取りました。1 脱「ひとり勝ち」文明へ
via:目次
2 未来は、電気自動車の中にある
3 「エリーカ」開発で見えてきたこと
4 日本発、日本型の文明を!
小学校に道徳という授業が、今でもあるならば、是非、導入してほしい一冊だと感じた。
というのも、本書にも言及されていたが、学生にアンケートを取ったところ、将来悪くなると予想が大半を占めており、確かに本書を読めば、将来は明るいじゃないかと希望を持つ事ができると思ったからだ。
最初、ただの地球温暖化ってやばいよねーっというチープな内容の環境本と思っていたが、とんでもなかった。
力学的エネルギー保存の法則(だったような気がする。間違っていたら指摘してほしい。)から、従来何か運動が起きれば、何か消費し、かつ、不純物が発生するという原則でエネルギーが使われていたが、本書で提唱されている、太陽光エネルギーを使った方式に従えば、不純物(この場合、熱、SOx、Nox COxなど)がなく、めっちゃ環境に優しいエネルギーが実現するという事が書かれており、是非、将来、実用化されてほしい。
かつ、日本は上記の技術が先行しており、若い人もチャンスを掴むことができると著者は述べていた。
ただ、海外の国ないし、企業が猛烈な勢いで研究を進めているので、早くしないと抜かれてしまうよと懸念されていた。
なので、後は、やるかやらないかの話ということなのだろう。
やらないと、明かりが消えてしまう。未来は、明るい。
via:日はまた昇らずにはいられない - 書評 - 脱「ひとり勝ち」文明論
我々が、明かりを絶やさなければ。
また著者の研究の進め方は、普段の仕事の上でも大変参考になるものがあった。
他者と同じことをすると消耗戦になり、結果的に、それは「ひとり勝ち」ということに結びついてしまう。
そうではなくて、誰でもやろうと思えばできるが、違う視点(アプローチ)から研究をするということ。
それが最終的に、脱「ひとり勝ち」に繋がるのだと。
とは言っても人とは違う発想をするというのが、一番難しいとは思うのですが。。。
かつ、違う視点から考える一つのファクターとしてデータの重要性も述べていました。
まー客観的に実現可能かどうかそこで判断できますからねー。
というわけで、環境本から入った本書ですが、最後は、仕事術の話へと繋がっていく内容でした。
PS
震災があり、↓のような記事もあるのだから、なおさら、太陽光エネルギーの導入は重要と言えよう。
東電が原子力発電所より太陽光発電所を作るべき理由
news - 東日本ソーラーベルトは誇大でも
こちらのエントリーでは、本書を推薦していました。
Park your Power - 電力を駐車場に貯める時代は来るか?
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