2012/01/03

[本]うまれる

これいい!!

プロローグ 映画『うまれる』が「うまれた」理由
第1章 胎内記憶と親子の絆―「うまれる前」の子どもたち
第2章 いのちを授かる―親になるということ
第3章 たしかに存在した小さないのち―「誕生死」を考える
第4章 二人で迎えるいのち―男女の役割とパートナーシップ
第5章 医療に救われるいのち―18トリソミーの虎ちゃんの成長
第6章 女性にとっての「産む」「産まない」―不妊治療を通して考えたこと
第7章 そして、出産―新しい自分が「うまれる」とき
エピローグ 映画と新しいいのちの誕生

via:目次
本書は、映画「うまれる」の紹介から完成までの3年間にまとめた映画では伝えきれなかったことがまとめられた一冊。

実は、ピジョンのイベントの際に、アンケートを書いていただきました。

タイトル的に、命の尊さを淡々と伝える内容だろー、よくある本だよなーっと最初、甘く見ていたのですが、トンでもない。

まずびっくりしたのが、赤ちゃんは、お母さんの中にいるときの記憶、本書では、「胎内記憶」と書かれていたが、存在するようだ。
と書いたが、実際に、科学的な根拠はなく、学者の中でも賛否両論あるようだ。

ここで重要なことは、胎内記憶のあるかないかではなく、赤ちゃんは、自分の意思を持ってお母さんのお腹の中に宿るということ。
今まで、赤ちゃんは、自分の意思とは関係なく、生まれてくるのだと、科学的に思い込んでいたのですが、この胎内記憶という発想はありませんでした。

胎内記憶に関する子供達のインタビューが掲載されており、中には信憑性があるのもありました。
ただ、やはり、子供とはいえ、嘘をついている可能性も否定できません。

やはり重要なのは、自分の意思で産まれてくる前から選択しているんだと考えることが重要なのではないかと。
ってこう書くと、
「アフリカに生まれた子供は、自分の意思でうまれたのかよー。」
「貧しい国で生まれた子供は、どうなんだよー。」
「戦時中に生まれた子供も?」
と質問が連発しそうなのですが、本書によると、過酷な環境下で子供は、メッセージを持って産まれてくるということ。

なので、一瞬しかない命だとしても、何かを伝えるために、産まれてくるのだと。

だから、今、この一瞬一瞬生きているだけでも、自信を持っていいんだということがわかりました。
これはかなり重要だと思います。

よく、人は、仕事、家庭、学校など色々な環境にいると、自信を失う時があります。
そんな時、まず考えるのが、今、生きていること、それ自体に、自信を持つということ。

なので、今後、自信を失いそうになった場合は、「今を生きている」ことを糧に自信を取り戻したいと思います。

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