2012/09/07

[本]Google Chrome OS ~最新技術と戦略を完全ガイド~

読了
Google Chrome OS ~最新技術と戦略を完全ガイド~
Google Chrome OS ~最新技術と戦略を完全ガイド~
小池良次 中島聡 伊藤千光 太田昌吾 まえだひさこ 向井領治

序章 Chrome OSにみるGoogleのねらい
特別寄稿1:Google社のクラウド戦略とChrome OSの使命(小池良次)
特別寄稿2:なぜGoogleはChrome OSを無料で提供するのか(中島聡)

第1章 Chrome OSの概要
1-1 Chrome OSとは何か
1-2 Chrome OSの現状
1-3 Chrome OSの将来
1-4 Chrome OSの構成要素
1-5 Chrome OSのセキュリティー機構
1-6 Chrome拡張とパネル

第2章 Chrome OSを動かしてみよう
2-1 起動の前に
2-2 ビルド環境を整える
2-3 ソースコードを入手する
2-4 Chromium OSのソースツリー構成
2-5 ソースコードをビルドする
2-6 Chromium OSを起動する

第3章 Chrome OSの使い方
3-1 システム起動から終了まで
3-2 Chromiumブラウザの使い方
3-3 タスクの切り替え
3-4 Linux的Chromium OSの使い方

第4章 Chrome OS関連の最新技術
4-1 Chrome拡張の概要
4-2 Chrome拡張開発の手引き
4-3 Google日本語入力
4-4 HTML5
4-5 Chrome OSにおける3DCG技術
4-6 Native Client

インタビュー
HTML5から見たChrome OS

将来への展望
搭載パソコンの予想と、Chrome OS以降の世界

via:目次
2010年当時、このOSを聞いた時、やっと、webベースのOSが主力になると思っていた。

すべてのデータがクラウド上にある以上、わざわざPCにデータを入れておく必要もなく、
HTML5のcanvasやfileAPIが実装されることによって、web上で写真データを編集できるようになったり、
ワードやエクセルはもはやgoogleが提供しているし、パワポ(いや、失礼、keyNote)は、iPadで作ることができる。
動画だって、高度なことを要求しなければ、YouTube上でみることができるし、iPadやiPhoneをもっていれば、iTunesのコンテンツを見たりすることができる。
音声にしてもそうだ。

そう、ほとんどのことはwebだけでできてしまうのであり、だからこそ、もう、PCっているのかなという疑問がずーっとあった。PCは、高度な要求を答えるためのツールになりつつあり、一般的にネットを使って、音楽、映画、ゲーム、ニュースを楽しみたい人にとって、不要になりつつあると思う。

現に、弟をはじめ、弟の彼女、嫁の同僚もPCを所持していない
が、
スマホは持っていたりする。
PCの使い方はうといが、facebookアプリの使い方なら知っている。
PCのメーラーは使えないが、androidで標準で入っているメールは使えたりする。
PCのシャットダウンの仕方がわからないが、スマホは電源を切る必要がない。

たまたま、iOSのアプリを開発したくて、今年に入って、mac book airを購入したけれど、それさえなければ、きっと買わなかったと思う。

話をgoogleに戻すが、googleは広告収入をのばしたいしので、googleの検索ユーザーを増やしたいし、増やしたとしても、KYな広告をだしてしまったら、クリックしてくれない。
そこで、ソーシャルな要素を取り入れた広告を作る必要があるのだが、そこには、個人情報をはじめ活動データなども、全体的に把握する必要があるが、facebookが強烈なスピードでソーシャル広告の面で追い上げを始めている。
ひょっとしたら、facebookの方が一歩先を言っているかもしれない。

となると、webにアクセスするそのもの媒体を作りだす必要がある。
スマホはすでにandroidがあるので、必然的にPC用のwebに特化したOSを作ったのだろう。
さらに、現状、googleは広告収入しかないので、app storeみたいなアプリストアをリリースすれば収入源を分散することもできるし、それに伴う利益も増やすことができるので、二つの側面からいけると思っていたのだろうと推測した。

が、2012年、正直、あまり普及していないように思う。
現に、日本ではまだ一台もリリースされていない。
一番最初に見たのは、2011年1月頃だが、それ以来どうなってしまったのだろうか?

androidの特許裁判沙汰で、同じlinux osを積んでいるchrome osのリリースにメーカー各社は、二の足を踏んでいるのだろうか?

という懐かしさと妄想に浸りながら読みました。

本書が出版されてから2年以上たちましたが、
その間に、少なくともこんなことがおきました。

chrome extensionがリリースされ一般のエンジニアでも作ることが可能に。
native clientがリリース
chrome web storeがリリース。

思いつく限りこんなにあるので、細かいところをみればもっといっぱいあるかもしれません。
なので本書の内容が現時点で役に立つかどうかわかりません。
実際、書かれている通りにOSをインストールしませんでした。

ただ、2010年はこういうことがあったんだよーという備忘録的に読むのが、今読む場合ベストかもしれません。

ちなみに、ネットで調べていたら、下の動画を発見したので、はりつけます。

やっぱりUIが、windows的なアイコンが羅列されている状態になっている。
リリース当初は、いきなり、chromeブラウザが立ち上がる仕様だったのに。
海の向こうでは、色々と進歩していそうな気がしました。

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