読了
リーダーの値打ち 日本ではなぜバカだけが出世するのか?
山本一郎
切込隊長で有名な、やまもといちろう氏が、書いた一冊。はじめに
via:目次
第1章 なぜ、こんなに頑張っているのに楽にならないのか?
第2章 日本には、なぜビジョンを語らないリーダーばかり生まれるのか?
第3章 駄目な人がトップに祭り上げられるメカニズム
第4章 繰り返される日本史という時間軸と日本社会のグローバル化という空間軸
第5章 マネジメント能力のアジャストと成長セクターのジレンマ
第6章 理想のトップは「育成」できるのか
あとがき
主に、下の2点にフォーカスされた内容になっています。
- 「どうして、こんなに馬鹿な人が組織のリーダーになっているのだろう?」
- 「私たちはこんなに頑張っているのに、なぜ成果に結びつかないんだろう?」
ピーター自身は、どうやら、これ自体の解決策はないと言っているそうなんですが、なんだか悲しいなーっと思ったり。能力主義の階層社会に於いて、人間は能力の極限まで出世する。すると有能な平(ひら)構成員も無能な中間管理職になる。
via:ピーターの法則
時が経つに連れて人間は悉く出世していく。無能な平構成員はそのまま平構成員の地位に落ち着き、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は無能な人間で埋め尽くされる。
その組織の仕事は、まだ出世の余地のある、無能レベルに達していない人間によって遂行される。
他書でも結構、言われていることだが、重要なのは、やはり、自分自身を見つめ直すことなんだなーっと。
簡単なようで、すごく難しい。
振り返ると、恥ずかしくて、顔が真っ赤になり、いやになってくる。
これって、他の人にはない感情なのかなーっと今まで思っていたのだが、著者も同じ思いを抱くみたいで、むしろ、それが「デフォルト」と書いてあったので、誰しもが持つ感情なんだなーっとうれしかったり。
抽象的ながら、最終的に著者は、上の2つに対する解決策も述べているので、原因ばっかり書かれていて、「じゃーどうするのー?」という肝心なところが欠落している本とは違うので、読んでよかったかなと。
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