2012/12/10

[本]オンリーワンは創意である

読了
オンリーワンは創意である (文春新書)
オンリーワンは創意である (文春新書)
町田 勝彦

第1章 オンリーワン経営―「国内で販売するテレビを二〇〇五年までにブラウン管から液晶に置き換える」
第2章 日本で製造業を極める
第3章 企業の力はブランド力
第4章 リストラなき日本型経営
第5章 オンリーワンは創意である
第6章 人にマネされるものをつくれ―シャープの「風土」が生んだAQUOSケータイ
第7章 環境先進企業へ―創業百周年への夢

via:目次
2008年に出版された書籍をなぜ今手に取ったのか?

理由は、清水さんのこのエントリーで気になったから。

また、調子に乗ってる経営者が書いた「成功の秘訣」本も同様で、これは時間が経ってから読むと抱腹絶倒ものだ。たいていの場合、そんな状況で本を出して成功し続けるのは難しいので本を書いた時点から数年もすれば明らかに苦しい状況にあることが多い。

最近だと、シャープが液晶で絶好調だったときに社長が自ら書き下ろした「オンリーワンは創意である」を今読み返すとヤバすぎて変な汗が止まらなくなる。つまりある時点までは成功本だったものが突然失敗本になるのだ。

via:「なんで本読まないといけないの?」という問いに対する答えにならない答え
この真相に迫りたくて、読んだのだが、確かに、「う〜ん」とうなってしまう部分もあった。

が、それとは、別に、SHARPの名前の由来や、社の歴史を学ぶことができた。
ケータイにカメラを初搭載したり、初の3ドアの冷蔵庫を販売したり、ビデオデッキもフロントローディング式と、先行者がいながら、商品に付加価値をつけることにより、他社を追い抜いて圧倒的な売り上げをあげた一方、テレビもブラウン管を自社で作っていないだけで、売価が下がり結果的に売り上げが下がってしまったことなど当時の状況を知って面白かったです。

ふしだらだが、コンパとかでこのネタ使えそうだなーっと思った。

液晶がぶっちぎりだから、太陽電池も頑張ってほしいなーっと期待を膨らませて本書の感想を閉じる。

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