2016/06/02

[本]レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

読了

レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか
ヴォルフガング・ヒュアヴェーガー
日経BP社
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序章 レッドブルとは何者か?

PARTI 52億本への道

第1章 市場を創造する
きっかけは日本のリポビタンD/タイのエナジードリンクにほれ込む/
オーストリアに本拠を置く/同級生と斬新なCMをつくる/
ハンガリーから世界への第一歩/ライバルたちはまだ甘く見ていた

第2章 世界市場を制圧せよ
レッドブル、アメリカへ/世界の頂上に行く道/レッドブル・コーラの失敗/
ミスが許されるのは一度だけ/まるで宗教?

第3章 「販売禁止」を逆手に取る
飲みすぎると死亡する?/砂糖たっぷりのエスプレッソ/医者は警告する

第4章 男と男の握手に価値がある
契約書はいらない/欧州生産にこだわる/頭の痛いデポジット制に秘策で対応/
商標が命

第5章 銀行にだけは借金するな
姿を現さない株主/飲料ではなくエキサイティングな体験を売る/
儲けた金だけを投資する
第6章 すべてがマーケティングだ
オリジナルだからこそ価値がある/ポストモダンの"聖水"/
代理店に丸投げせずイベントを自社開催

第7章 スポーツの一部になる
アスリートは「家族」/「新しいスポーツ」を育成する/黄金の三分率/
スポーツを一方的に利用しない/ドーピング医師を雇う

PART II スポーツ・マーケティング

第8章 ファンに抵抗されてもサッカークラブを買収
「伝統を破壊した」と抗議される/監督のクビ切り問題/
トレーニング施設には金をかける/ニューヨーク・レッドブルズ/
ドイツ・ブンデスリーガ参戦/ブラジルとガーナに育成施設をつくる

第9章 F1王者になる
ジャガーを飲み込んだブル/スクーデリア・トロ・ロッソ/ベッテルの快進撃/
ミスコンテスト?/オーストリアのサーキットの復活/ナスカー参入の失敗/
ラリーとオートバイにも進出/若手ドライバーの育成

第10章 氷の上のブル
レッドブル・ザルツブルグ/ヨーロッパ制覇へ/NHLチーム買収の失敗
第11章 メディア嫌いによるメディアへの進出
取材対応の"アメとムチ"/レッドブルの先進的なデジタルTV/
ローカル放送局の買収/遅れに遅れたTV放送のリニューアル/
レッドブルの出版社/オーストリアの生活雑誌

第12章 グルメ・ブランドの創設
由緒正しい飲み物/最高級フィンガーフード/アフリカンテイストなカフェ

PART III レッドブル帝国の正体

第13章 叩き上げの億万長者
計算しづらい資産/レッドブルグループの構成

第14章 オーストリアに喜んで税金を払う
豊かな自然の中にある本社/イベント開催スペースも自前/
飛行機のコレクション/レッドブル・エアレース/絶好調のF1/
世界各地でサッカーに参入/メディア企業の買収/
自社内に広告代理店をつくる/アフロカフェ

第15章 レッドブルのもう一つの顔
マテシッツ個人のビジネス/レストランの運営/不動産ビジネス/
フェルテンドルフの飛行場/建設会社のブル・バウ/
地域暖房ネットワーク/すべてが成功プロジェクトではない

PART IV 創業者の横顔

第16章 創業者マテシッツの華麗なる人脈
F1貴族の仲間たち/サッカー界の「皇帝」/政治家のつながり/
レッドブルを彩るアーティスト/グルメ仲間たち/マテシッツの右腕は誰?

第17章 ブルと呼ばれる男
華やかなウィーンの街で学ぶ/ブルの息子/型破りだけど保守的な性格/
空飛ぶスポーツマン/女性関係は派手だが…/慈善家としての一面

終章 ブルのこれから
解説 楠木建

via:目次
元々、レッドブルの社史が知りたくて本書を手にとったのだが、まさに、社史しかわからない内容となっている。

「なぜ、売れるのか?」については一切わからない。

ただ、わかるのは、マーケティングについては、しっかり本社機能として持たせているところだろうか。

なので、どうすればレッドブルのように爆発的なヒット作を生み出せるのか?という疑問を解消したいために読むのはおすすめしない。

全体的にスポーツ関連が多すぎかつ同じ内容の繰り返しが多かったので、もっと、コンパクトにできるのではないのかと思ってしまった。

レッドブル公式の社史本はなく、著者曰く、何回か改定を重ねているがレッドブル本社からツッコミがあったことはなかったなので、非公式だが現存する中で唯一正しく描かれた社史本と言えるのではないだろうか。

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