もちろん、このイライラは著者にではないっす。
はじめに 「閉塞感の正体」を見きわめる
via:目次
第1章 若者はなぜ3年で辞めるのか?
第2章 やる気を失った30代社員たち
第3章 若者にツケを回す国
第4章 年功序列の光と影
第5章 日本人はなぜ年功序列を好むのか?
第6章 「働く理由」を取り戻す
本書は、タイトル通り、「若者はなぜ3年で辞めるのか?」について分析している。
よかったなーと思ったのは、原因については述べているが、批判をせず、また具体的な解決策を提示していないところ。
作者なりの主張は確かにありましたが、そこまでつよーーーい偏見がなかったんですよー。
ぶっちゃけ、下流社会 新たな階層集団の出現よりも全然、おもしろかった。
で、犯人がわかった時、なんだかアナザヘブンを読んでいるような気になった。
(そう思った理由と犯人については、本書で確認を。。。)
と同時に、なんかものすごくイライラしてしまった。
もちろん著者にではなく、その世界観というか社会観に。
(しかも、イライラしたのは嫁だけではなく、小飼さんも憤りを感じていました。)
本書を読んで何らかの憤りを感じぬ「若者」はいないだろう。それはもはや「若者」とは言い難い、一つ上の世代(1969年生)の私も共有することが出来た。
via:3年ではなく3世代必要な議論
なんか、読んでいくうちに、自分がすっげー人に利用されているんじゃーないのかなーって思えてしまって、そう思うと、すごくイライラしてきました。
確か、以前、飲み会に言った時に、知り合いの方が、こう言った記憶があります。
「自分たちが、親父と同じ年齢になった時に、親父と同じ年収は稼げない」と。
しかも、同じ席で1人ではなく2人も
(2人方共、それぞれ違う会社に勤務しております。)
そういった内容が本書にも出てきて、年功序列が確立されているのに、すっげー変だなーと違和感を覚えつつ、なんか不平等だなーとも思いました。
だって、日本って平等なんでしょ??
親の言うことに素直に従えば、同じ年収にたどりつけるんでしょ??
将来退職した後、同じ年金を支給してくれるんでしょ??
そうこう考えていくと、「こういう世の中に誰がしたんだよー?」って。
思わず、セカチューっぽく、「誰か助けてくださーい」と心の悲鳴が。
しかし、こうやって本書をリリースした著者の城 繁幸ってすごいなーっと改めて思いました。
だって、本書を読んだ方の中には、この著者を批判する人が出てきそうだし、ひょっとしたら敵作っちゃうよ。
度胸がすわってるよ、マジで。
明日の日本を作るために、よりよい世の中を自分たちの手で作るあげていくために、老若男女問わず読んでほしいなーっと思った一冊でした。
>>自分がすっげー人に利用されているんじゃーないのかなーって思えてしまって、そう思うと、すごくイライラしてきました。
返信削除そりゃそうだ!
ゲーム友達と作ってた時に痛感したけど、利用する側はほんと凄い儲かるんだよなー……作業量もほんと少ないし。
ただ、責任と上手く利用できなかった時の痛手もでかいけど!
しかし親父と同じ年収に行く気は全くしないな。
そもそも自分に出世欲がゼロなのが問題だけどw
リーダーとか今より上のポジション行きたくねー責任ある仕事とかしたくねーと日々思う駄目な若者です。