だいぶ前の話になりますが、4月21日に、f8がありました。
Watch live streaming video from f8conference at livestream.com
その中でも特に気になったのが、、、
今日(米国時間4/21)のf8で、FacebookのDeb Liuがデベロッパたちに、Facebookの公式通貨Facebook Creditsの今後について述べた。そのプレゼンテーションでLiuは、Facebookが近い将来この仮想通貨に加える新しい機能の一部を説明した。
via:Facebook Creditsは今後どうなる?
問題は、新機能ではなく、仮想通貨そのものがあるということ。
TechCrunchのFacebookのザッカーバーグ、2億ユーザー突破を正式に認めるによると、ユーザー数はすでに2億人もいる。
これは、日本国民を既に突破しており、しかも、独自通貨を作り、アプリ内で利用できるとなると、そこには、すでに市場が存在していることになり、貨幣がユーザーの間にたくさん流通すると、結果的に、一つの電子国家になるんじゃーないのかと。
(さらに、amazon.comのように物の売買ができれば確実に電子マネーの地位にあがる。)
facebookはすでに日銀のようにFacebook Creditsを好き勝手に発行することができるので、まだ調査を行っていないが、Facebook Creditsのレートはどうなるのかと考えてしまう。
世界の歴史を見ると、市場の為替は、
固定相場制かつ兌換紙幣
固定相場制かつ不換紙幣
変動相場制かつ不換紙幣
と変遷してきたので、この流れにそって、Facebook Creditsも移り変わっていくとおもしろいのかもしれない。
ひょっとしたら、不換紙幣かつ固定相場制の気がするのですが。。。
ただ、変動相場制だと、現在の市場のように為替差益を狙ってもうけようとする人もでてくるのかもしれない。
例えば、今日、
日本円 100円に対してFacebook Credits 100
だとする。
翌日には、
日本円 200円に対してFacebook Credits 100
だとすると、
今日中に、Facebook Creditsに交換して、翌日に日本円に戻せば、儲けをだすことができます。
もっと複雑になってくると、例えば
日本円 100円に対してFacebook Credits 100
かつ
アメリカドル 1ドルに対してFacebook Credits 100
となっている一方で、リアルの世界の市場では、
アメリカドル 1ドルに対して日本円90円だとすると、
今、手に握りしめている100円をまずドルに変換して、それをそのままFacebook Creditsに変換することで、実質10円の倹約をすることになります。
以上から一種のアービトラージが可能になります。
Facebookはマレーシアで現地時間7月7日遅く、同国を拠点に決済技術を手がけるMOL Globalと提携し、MOLのオンラインチャネル、および南アジア地域とオーストラリア一帯に広がる同社の小売店舗を通じて、仮想通貨「Facebook Credits」を販売すると発表した。MOLの「ネットワーク」は、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、オーストラリアといった国々のサイバーカフェ、コンビニ、オンラインバンクなど、50万以上の店舗からなる。(少なくとも最初は)マレーシアとシンガポールで、MOLとFacebookの共同ブランドによるギフトカードが販売される予定だ。
via:仮想通貨「Facebook Credits」、MOL Globalの店舗で購入可能に
とあるように、Facebookは着々と電子通貨の流通させようとしている。
今後の動きに注目していきたい。
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