読了
第1章 ノマドワーキングのすすめ
via:目次
第2章 アテンションコントロール
第3章 情報コントロール
第4章 コラボレーション
第5章 クラウドを使いこなす
第6章 ノマドライフスタイルの時代へ
空気本で紹介されていたので、手に取りました。
従来のように満員電車に揺られながら深夜まで会社のオフィスで仕事をするスタイルから、スマホやクラウドを駆使して、あらゆるところで仕事ができるようにする、つまり、ノマドワーキングを提唱している。
当初、タイトルから、ノマドワーキングの具体的な内容まで踏み込んで終わりかなーっと想定していたのですが、実現するにあたって必要になるgoogleのツールやiPhoneアプリの使い方まで説明してあったので、正直、そこまで踏み込む必要はあるのかなっーっと思ってしまった。
ほとんどのツールは、使っている人が多いと思うし、読む前から使っていたので、いらないような気がした。
かつ、そこは読者に対しての宿題にしてもよかったのではなかろうか?
それでは敷居が高すぎるかな?
横道にそれるかもしれないが、本書が出版されたのが2009年で、この2年のうちに正式にサポートされなくなったツールもある。
google gearsはその代表格だろう。
さらに、
Yahoo傘下にあったdeliciousは他社に買収されてしまった。
なので、ツールは、読者自信が発掘していく必要があると感じた。
ただ、証券会社を使った効率化については本書で確認してほしいのですが、すごく参考になりました。
クラウドを使う方法の理由の一つとして、情報漏洩を防ぐためと書かれていたが、これは理由にはなりにくい。
なぜなら、クラウドに資料を保存してしまうということは、当然、DBかサーバーにそのデータが保管されており、サービス提供側が見ようと思えば見えてしまうからである。
がそれは、守秘義務上すごくいけないことなので、提供側は一般的にはしないのだが、顧客側が不信に思うかもしれないなーっと感じたからだ。
なので、やはりウィニーなどを使わずにクライアントのパソコンに保存するのが得策だと思うのだがいかがだろうか?
ここで勘違いしてほしくはないのだが、すべてのデータをクライアントに保存しろということではなく、第三者が絡まないものについてはガンガン使うべきだと思うし、現に、使っている。
かつ第三者が介在する場合でも、あらかじめ約束をとりつけておけばクリアーできると思う。
本当は、そこまでしなくても著者が提唱しているようにすべてのデータをクラウドに預けたいのだが、どこもかしくも、コンプラ、コンプラと叫ばれているので合わせた方いいところについては従ったほうがいいかなと感じた次第である。
RSSを駆使して情報を処理する方法について書かれていたが、その一部に、google readerを使ったハックがあり、後から読み返す可能性があるものについてはスターをつけるとあったが、そもそも、後から読み返す時間ってあるのだろうか?かつ、その可能性があるのだろうか?重要だったら、その時点で、deliciousなり、twitterやブログにまとめた方がより効率的ではないかと疑問に思ったのだが、どうだろうか?
RSSにスターをつけてしまうと、定期的に配信されてくるRSSもあり、ドンドンたまって行き、結果的に下に埋もれてしまうんじゃーないだろうか?
ここは改善の余地があると感じた。
さらに読んでいくうちに、本書よりもジャック・アタリの「21世紀の歴史」の方に興味が傾いてしまった。
本書で、それを確認してください。
via:Be Free, at Home - 書評 - 仕事するのにオフィスはいらない
あなたにも、きっと出来ます。
著者にも、私にも出来たんですから。
とあるが全員できるとは限らないし、望んでいるとも思わない。
が、しかし、ノマドワーキングを実現した人にとって本書は入門書となると感じた。
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