これってノンフィクションなのだろうか?
1 急降下した業績
via:目次
2 社員はこうして「やる気」を失った
3 社内総無責任体制
4 「成果主義」と企業文化
5 人事部の暗部
6 日本型「成果主義」の確立へ
若者はなぜ3年で辞めるのか?
3年で辞めた若者はどこへ行ったのか
と同じ著者が上の2冊を出版する前に書いた本。
成果主義導入よって内部崩壊していく富士通が描かれているのですが、著者は元同社の社員だけあって、生々しさが半端ない。
暴動が起きたり、リストラ、裁判、さらに死者まで発生したそうです。
入社しなくてよかったなーっと読了後、ほっと胸を撫で下ろす。
元社員が書いたとはいえ、一種の暴露本だと思うのですが、ここまで書いてしまっていいのだろうか?とある種違う心配を抱いてしまった。訴えられたりしないのだろか?
大手でも迷走してしまうことってあるんだなーっとなんとも不思議なキモチになってしまった。
一般的に大手に入社すれば大丈夫だと言われている世の中ですが、そのノリで富士通に入社してしまった社員って果たして幸せなのだろうか?と思わずにはいられない。
そんでもって、人事評価というのは、小手先な施策を導入したって決して改善されるわけではないことも改めて納得。
さらに、管理職とはいえ、必ずしも仕事ができるかと言えば、そうでもなくただいるだけの人もいるんだなーっと。
ただ、当然、できる人もいるわけで、それってどうやって判断できるのだろうかと?
著者は、市場の評価から同社の経営者も有能とは言い切れないと書かれていましたが、そこでま言い切ってしまっていいのだろうか?
確かに、一番トップの決断によって、市場の各関係者たちが同社の評価をするのだから、まー、あっていると言えば、あっているのかなと。
本書が発刊されたのは、2004年で、もう6年経過しているのだが、その後、どうなったのか、続きが読みたくなる。
最後に蛇足になってしまうのだが、光文社から発刊されたということで、たまーに、英単語が入っているのですが、これって、必要なのか?仮にこれがあったとして、アメリカ人は読めないと思うのだが。なんで、こんな配慮がしてあるのか理解できなかった。
逆にあることによって、ものすごく読みにくかったです。本書の内容と全然、違うけど。
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