電車ののっている時間があまりにも長かったので、その間に読了
第1章 会社の正体―そもそも会社とは、どういう存在なのか?会社の正体について考えよう
via:目次
第2章 会社の組織―大企業から小さな会社まで、どのような組織のもとに成り立っているのか?
第3章 会社の経営―会社の方向性を左右する経営「経営」っていったいどんな仕事だろう?
第4章 雇用―会社とそこで働く社員の間にはどんな契約や規則があるのだろう?
第5章 会社員を目指す人へ―大事な人生において「会社で働く」って、どういうことだろう?
会社員になるってどういうこと?会社って何?働くって。。。
という会社を中心に池上彰氏がわかりやすく語りかけてくれる一冊。
そもそも、「経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ」のスピンオフ企画として出版されたそうです。
生き延びた会社の一つとして、「吉野家」が書かれていたが、果たして、生き延びたのだろうか?とちょっと首を傾げてしまった。
というのも、wikipediaによると、一回、倒産してしまっているし、決して、現状もいいとはいえないと思う。
味に関しても、松屋やすき屋の方がおいしいと思うし。
会社は大きなろうとする性質があると言及されていたが、これに関してもどうだろうか?
37signalsは、社員の数は少ないが、成功していると思うし、学校の勉強だけではメシは食えない!の著者である岡野雅行さんの経営している岡野工業は、社員数たったの6人だが、ものすごい利益をあがているし、会社を大きくしようとしていない。
それは、岡野さんの著者を読んでもわかると思います。
世の中の風潮的に、CSRが求められているみたいなことが書かれていたが、ちょっとこれにかんしてもどうかと思った。
というのも、CSRが目的になってしまい肝心な、利益が伸びなく恐れもあるからだ。
そう思いながら、本書を読み続けていたら、不道徳投資信託が言及されていて確かになーっと納得してしまった。
日本的会社組織において、ピラミッド構造のメリットが記載されていたが、その一つに、全社的なバックアップが受けられるからというのがあった。本当にバックアップってあるものなの?リスクを引き受けてくれるもんなの?そんなに時間をかけることがそもそも問題だと思うのだが。などなど色々と疑問に思うところがあった。
意外な発見として、アメリカの企業はどこもかしこも、成果主義のオンパレードかと思っていたが、そうでもなさそうだ。
中でも、終身雇用制を採用しているところもあったりするそうだ。
女性の仕事として、お茶汲みが未だにあると書かれていたが、それってホントかよって突っ込みを入れてしまった。まじでまだあるの?
会社の時間も大切だが、仕事が終わった後の時間も大切とあり、これに関しては、吉越 浩一郎の「残業ゼロ」の人生力にさらに詳しく書かれていると思う。
と総合的に、色々と突っ込んでしまったが、よくまとまっている本だと思いました。
小学校の教科書とかに採用してほしいなーっと思いました。
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